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当社はキャリア研修にどう新しさを加えたか

こんにちは、インターンの松田です。
当社は8月より「講義型研修」の提供を開始しています。
前回は、キャリアデザイン研修前編として、若手のキャリアデザインに絞って書きました。
今回は、後編として、既存のキャリアデザイン研修の問題点とその克服について書きたいと思います。

既存のキャリア研修への違和感

違和感の正体

前回述べたようなキャリア研修の必要性を既に認識され、実行に移されている研修担当の方は多くいらっしゃいます。しかし、そうした方から既存のキャリア研修になにか違和感がある、というお声を頂くことがあります。

既存のキャリア研修とはどのようなもので、どのような違和感があるのでしょうか。
すべてのキャリア研修を見ることができる立場ではありませんが、いくつかよく聞く話をまとめます。

まずは、ゴールについてです。キャリアのゴールを考える活動は目標設定に似ています。最終的にありたい姿と方向性を踏まえた直近の目標が必要です。ここでは大きく2つの問題点があります。まずは、最終的にありたい姿は変わる可能性があること、また思い通りのキャリアが描けるとは限らないことです。にも関わらず精緻な計画を立てるのは難しく、変化の激しい時代のアプローチとして、正しいかどうかはわかりません。次に、これまでの経験がない限り、ゴールは描けないということです。子供にどんな人になりたいか、夢はなにかときいても、でてきにくいものです。選択肢やモデルがない限りは即答できることはまれでしょう。即答できても、どれだけの選択肢の中から選んだものなのかはわかりません。

こうしたことが原因で、キャリア研修では「自分一人では描けない」「ロールモデルが作れない」「絵に書いた餅になる」「環境が変化しても見直せない」といったことが起こります。

これらを無視して無理にキャリアプランを作っても、「やらされるだけ」になってしまいかねません。ここでのポイントは、他者の力を借りて、材料をうまく組み合わせ、変化を前提として考えることです。詳しくはノウハウになってしまうのですが、当社では「インタビュー」「キメラ」「目的と目標の分離」といった独自の考え方を用いて、こうした問題へ対策を行っています。

シートに記入して終わりではない

キャリアは、自身の職業人生を通して向き合い続けなくてはならないもの。しかし、キャリア研修を受けたことがある方ならあるあるだと思いますが、やらされのキャリア研修では、その日家に帰ったときには忘れてしまいます。

また、研修時には一生懸命考えていたとしても、職場に戻ると日々の仕事に忙殺され、ついついキャリアを考え続けることを忘れてしまう、なんてことも多くあります。
このようにキャリアを持続的に考え続けることは、非常に難しいのです。

なので、当社はキャリアデザインのためのシートを作ることではなく、折に触れて随時作りなおせるように「キャリアデザインを考える上での『型』」を重視しています。つまり、その型が研修における提供物であって、出てきたアウトプットは一案に過ぎないということです。ここも特徴的なところなのではないかと思います。

キャリアに「ハマる」には物語が大切

かといって、型が分かればキャリアに意欲的に取り組めるかというとそうとは限りません。アウトプットが「ワクワクする」ものでなければならないのです。当社はその状態をキャリアに「ハマる」と呼んでいます。

当社は「ゲーム」という人が「ハマる」仕組みを提供し続けてきたノウハウから、人はどんなときにハマるのかを発想の原点とし、自分のキャリア形成にハマる状態を考えました。一つのポイントに「ナラティブ」があります。単なる文章ではなく、絵を描いて表現し、自分目線でナラティブに他者に物語る活動を組み入れています。

キャリア形成に関しては、他にも「寝かす」「キャリアドリフト(漂流)」「キャリアオプション(選択肢)」「計画的偶発性理論」などの理論や考え方があります。こうした考え方も取り入れながら当社のキャリアデザイン研修はつくられています。コロナで悩める若手にとって、キャリアデザインが自分ごとなっていって欲しいと考えています。

内製でカレイドソリューションズの講義型研修がご利用いただけるようになりました!

エンゲージできるキャリアを描く-キャリアデザイン-

コロナはキャリアを「こんなはずじゃなかった」にしつつある

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