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メンバーコラム

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関係構築のカギを握る「ストローク」とは

こんにちは、インターンの山口です。

以前のメンバーコラムで、職場での関係構築において重要な、「自己開示」を扱いました。

今回は、前回とは異なるアプローチです。
関係構築のカギを握る、会話の「ストローク」という概念を解説いたします。

ストロークとは何か

「ストローク」とは、実は読んでいる皆さんも自然にやっているもので、
挨拶なども含む、「他者に向かって投げかける刺激」全般を指します。

ちょっと抽象的でわかりにくいかもしれませんが、
ある方向に向かってナニカを動かす小さな動作、というイメージです。

野球やテニスで言えば、バットやクラブ、ラケットを振る動作、
水泳で言えば、腕で水を掻く動作、
ボートで言えば、オールを漕ぐ動作となり、
これを会話に置き換えたものが、ここで表現するストロークになります。

例えば、挨拶やお礼、「元気?」などの声掛け全般であったり、
また、楽しそう・つまらなそうなどの非言語的な態度もストロークとなります。

ストロークの効果

ストロークを自発的に行うことによって、単純に接触回数が増えることによって、
フェスティンガーの3要件(前回のコラムに詳述)の1つである近接性に働きかけ、関係構築につながります。

また、ストロークの中でも肯定的なストロークは、承認を生み出します。
肯定的なストロークには、
・挨拶やお礼、労いなどのポジティブな声掛け
・機嫌よさそうにするなどのポジティブな態度
・同意を示す頷きや相槌
などがあります。

これらのストロークによって、相手は以下のような承認を認識します。

①存在承認:自分がそこにいることを承認される
②行動承認:行動を承認される
③結果承認:結果や成果を承認される

このような承認を相手が認識することによって、更なる関係性の構築が期待できます。

褒めることが逆効果となる場合もある

肯定的なストロークを行う際には、「すごいですね」や「カンペキ!」など相手を
褒める表現を多く使いますが、相手を褒める際には注意が必要です。

1つ目は、大勢の前でむやみに褒めないということです。
個人の性格にもよっては、例え褒められていても、恥ずかしいと感じる場合があります。
また、周囲からの目を気にして、気まずさを感じる人もいます。
特に最近の若手の中では、このように感じる人が多い傾向にあるようです。

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