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研修に深い集中と高い学習効果をもたらす「フロー」理論の使い方(前)

こんにちは、学生インターンの小川功毅です。
今回は、心理学の「フロー」という概念についてご紹介させていただきます。
「フロー」とは、アメリカの心理学者であるミハイ・チクセントミハイが提唱した「一つの活動に深く集中し、没頭して取り組んでいる状態」という心理状態を指す言葉です。

この考え方を簡単にご紹介しながら、熱中しやすく充実感の高い研修設計を検討していきます。

フローとは?

「フロー」とは、「一つの活動に深く集中し、没頭して取り組んでいる状態」という心理状態です。研修において「フロー」を意識することで、参加者により深い集中力と高い学習効果をもたらすことができます。

そして、フローをつくるためには、

①その人のスキルと、取り組んでいることの難易度がつり合っている
②活動の目標が明確であり、共感している
③フィードバックが即座に得られる
以上、3つの要素が特に重要であるとされています。

1:難易度を調整する

フロー状態を促すには、「その人のスキル」と「取り組んでいることの難易度」が、どちらも最大限に発揮されていることが必要です。
たとえば、講義の内容が簡単すぎると退屈してしまいますし、難しすぎると置いてきぼりになってしまいます。集中できる状態を引き出すためには、その人にちょうどよい難易度を設定することが必要不可欠です。

さらに、その人が一生懸命に取り組んで、ようやく達成できる難易度に設定することで、スキルを獲得することができます。そして、高い難易度の課題にも取り組めるようになっていくのです。
その結果、高い難易度の課題に対して、高いスキルを持った人がそのスキルを最大限に発揮して取り組んでいるときに「フロー」に至るのです。
ここで注意点ですが、人の持つ「スキル」と活動の「難易度」が共に高いときにのみ、フローに至るとされています。スキルや難易度が低い時には、達成して学習することに手いっぱいで、創造的なものを生み出すためにはスキルや難易度の向上が必要だ、ということなのかもしれません。

2:明確で、共感しやすい目標を伝える

また、参加者は「何を達成すべきか」「何のための活動なのか」という目標を明確に持つことで、集中しやすくなります。いくら難易度をちょうどよく設定したとしても、目標や意義のわからない研修だと、集中することができません。

また、参加者が共感できるような目標を立てることも重要です。「やりたい!」「学ぼう!」と思えるような学習目標は、モチベーションを高め、積極的な参加を促します。

その人のスキルを最大限に発揮してもらうためにも、明確で共感しやすい目標を設定することが重要です。

3:こまめなフィードバック

さらに、こまめにフィードバックが得られることで、参加者は「自分は達成に近づいているのか」を確認することができ、より一層集中することができます。

難易度が自分にちょうどよいということは、参加者が一生懸命に取り組んで、ようやく達成できる難易度だということです。一生懸命に取り組んでいるのに、自分が目標に近づいているのかがわからなければ、途中で不安になってしまったり、やる気が持続できなかったりしてしまうことがあるでしょう。たとえば、長期間/長時間のワークで最後の1度しかフィードバックがない場合、この方向性でいいのだろうかと迷ったり、本来の目標から逸れたりしてしまうことがあります。

そのため、できるだけこまめにフィードバックをすることで、参加者のスキルを最大限に発揮させ、継続的な集中を促すことができます。

後編では、さらにフローを引き出す「ゲーム性」の活用と、参加者全体で集中を高める「グループ・フロー」についてご紹介させていただきます。ぜひ、ご覧ください。

研修に深い集中と高い学習効果をもたらす「フロー」理論の使い方(後)

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