研修の非同期化の取り組み【温故知新PJT】 | カレイドソリューションズ株式会社

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研修の非同期化の取り組み【温故知新PJT】

2014年に某社でイエナイヨのスーパーマーケット版の開発を行いました。

スーパーマーケットのような小売業では、パート・アルバイトが主戦力である中で、彼らに対して研修を行うことがなかなかできないという実態がありました。

研修を行うとしても、拠点ごとに行う必要があり、どこかに集めての研修といったものは現実的ではありません。また、拠点のパート・アルバイトを同時に全員集めたらお店が止まってしまいますし、就業時間後に集めるにも、パート・アルバイトの方々は勤務可能時間もまちまちです。こうした環境で、「講師なしで数名でできる」ようにすることを目指し、開発を進めました。

具体的には、休憩室で短時間でできるような仕組みです。ルールを説明するために、本職の芸人の方をアサインし、掛け合いをしながらルール説明をしてもらいました。その内容を編集し、DVDに焼いて休憩室にあるDVDで再生し、休憩室にいる方々が楽しみながらゲームを使って研修ができるといったものです。

講師が大勢に対して同じ時間に研修を提供するのを「同期型」といいます。同期型とはその時間にその場所にいなければ参加できないものです。逆の考え方が「非同期型」です。その時間にその場所にいなくても随時参加ができるというものです。

今回の取り組みは、数名集まる必要はあるため、完全な非同期ではないですが、講師の時間といった制約をなくすことができました。

その後、コロナ禍でオンラインが普及し、動画を用いたオンボーディングやe-learningが普及しましたが、かなり先駆けて非同期に取り組んでいたのです。

このバージョンは、小売業のみならず、飲食店でも活用され、現在は、工場に向けたソリューションというところでも、こうした取り組みは生きていると感じます。

知識習得は”ぼっち”化し、集合研修は”場”化している?

業種特化型イエナイヨの開発

カレイドソリューションズの工場向けソリューション

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