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研修では、そもそも何のために「集合」するのか?

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先日、e-learningとはぼっちラーニングだというコラムを書いたところ、「そもそも何のために集合するのか」という問いが浮かんだ。

これについては、様々な意見があるだろう。ただ、私の答えは明快である。集合しないとできないことがあるからだ。

発達の最近接領域 (zone of proximal development 以下ZPD) という考え方がある。ヴィゴツキーが提唱した概念だ。この考え方は、自分だけでできることと他者の助けがないとできないことを分けている。 (便宜上「できる」と書いたが「分かる」も同じである。)他者(講師や他の参加者)がいることで自分だけではできないことに手が届く。このような領域に足場をかける(スキャフォルディング)できる。興味がある方は、googleなどで調べてほしい。

当社の提供する研修の大半はゲーム研修だ。ゲーム研修は、ぼっちラーニング(個人学習)にはならず、講師による一方通行の知識伝達(一斉学習)にもならない。ゲームを媒介にグループで協働・協調する学習になる。ここで他者と協働することで、自分だけでは届かない水準に足場がかかる。これを反復することで「筋肉がついて」自分一人でもできるようになっていく。まさにZPDに手が届くのだ。

学校教育は、マニュアルワーカーを量産する最も効率的な方法として発明された。このため、多くの場合、授業中は、講師による一方通行の知識伝達が主であり、生徒間の関わりはない。これは、場所は同じくしているものの、同じ画面を見ているのと何ら変わりがないという点で、広義のぼっちラーニングだ。こうしたものはe-learningに代替しやすい。
なので、e-learningだけで十分だという考え方もあるだろう。ただ、集合には集合のメリットがあることを忘れてはならない。

研修をe-leaning化する際には、集合するメリットの有無を検討し、メリットがない場合に行えばよい。逆に、集合しなければできないことがあるのであれば、集合させるべきなのである。

【本コラムは、「知識習得は”ぼっち”化し、集合研修は”場”化している?」の言い換えに過ぎないのだが、理論的補強として、ZPDを紹介した。】

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