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なぜ講師養成を始めるか

先日、お付き合いでとあるセミナーを聴きました。そこでは、1時間という短時間ではありましたが、立派なご経歴の方が、それは見事に時事ネタやダジャレやモノマネを織り交ぜつつ、素晴らしいデリバリーでプレゼンをされていました。「ほほー」と思う知識項目もありましたが、「ストラクチャ」がほとんど練られていなかったため、全体像がさっぱり分からず、疑問符だらけで講演が終わりました。

(まさに以下で書いたようなセミナーでした。)

このように終わったあと、情報を整理しようとすると、「あれ?なんのセミナーだったんだっけ?」ということはよくあります。このセミナーからデリバリー部分を引っぺがすと、点と点はあるけれども線になっていない雑なセミナーだということができます。ただ、その場の満足度は高そうでした。結局、「デリバリー」がよければその場の雰囲気はなんとかなるんですね。逆も然りです。研究発表会のように中身は練られていても、デリバリーがうまくないととてもよくないものに見えます。学会でもやはりデリバリーのうまい学者さんの話はひときわ良いものにみえます。

私見ですが、これを簡単にまとめると、研修の表層はデリバリーであり、研修の構造はコンテンツとそれをつなぐ線であるストラクチャで形作られているということができそうです。これらは相補関係にあると考えられます。思うに、一般的にコンテンツとストラクチャを整備するのは論理活動です。時間がかかります。逆に、デリバリーは一度身につけてしまえば比較的汎用的なスキルです。汎用的なスキルは、企業においては研修などで教育がなされていることが多いので、人材開発担当者はデリバリースキルに長けた方が多いと思っていたのですが、思っていた以上にデリバリースキルに関する研修は多くないようなのです。

基本的に、研修において講師は要素の1つに過ぎず、コンテンツ・デリバリー・ストラクチャという枠組みのうち「デリバリー」を担うのが講師であるという立場を取っています。そのうち、最も見えやすいものは「デリバリー」です。

当社のビジネスは、コンテンツ・ストラクチャを補強することを目的としています。当社の研修を体験した人事担当者の方は、ほぼ間違いなく「良い」と言っていただけるのですが、実はそこには私や当社メンバーのデリバリーも含まれてしまっています。上述の通り、デリバリーは最も見えやすいですし、私もデリバリーがうまいとはとても言えませんが、学生時代の塾講師のアルバイトや教育実習などでの模擬授業でプレゼンの指導はかなり受けていたことがわかりました。

このところ、「「自分が講師をやれるか」が最も不安だという声も聞くようになりました。「自分が講師をやれるか不安」が実は当社のビジネスの障害になっている可能性もありそうです。当社の教材が、誰でも講師をできるように作られていても、参加者が研修を運営するので教える量は少ないとはいっても、(できるだけ個人技は出さないように気をつけてはいますが)体験される方はデリバリーも含めて体験されるわけです。このご不安を解消する方法を以前から模索していたのですが、ふとしたきっかけで解決策をご提供できることになりました。

私は研修会社で勤務していたころに数々のプレゼン研修を見ました。ただ、私が学生時代に塾講師時代に上司から教わったプレゼン指導の基準を満たし、かつそれを凌駕していると感じる会社は1社だけでした。今回は、その「高橋の基準を唯一超えたプレゼン研修のプロ」と業務提携し、研修担当者の方々のご不安を解消する場を定期的に設けます。研修担当者の人数は少ないので、インハウスでの実施は難しいと思います。ですから、今後は有料の公開コースを定期的に開催していく予定です。

余談ですが、この記事を書いていて、「時事ネタやダジャレやモノマネ」って研修の要素の何にあたるのかと疑問に思いました。考えてみると、研修の理解を促すものではなく、本筋とは異なる味付けにすぎないものは「ノイズ」に分類されるのかもしれませんね。

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