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3つの視点で”倫理的”を判断する

最近、エシックストレーニングに関する勉強をしています。

特性ならぬ徳性とは何か

以前、ポジティブ心理学関連のお仕事で、学校立ち上げのコンテンツ開発支援をしたことがありました。その際に、「徳性」という言葉がでてきて、理解に苦しみました。

「特性(trait)」ではなく「徳性(virtue)」です。行動特性ではなく、心の徳性とはどういうものかというと、「道徳心」のことをさします。

道徳心というと、モラルという単語が想起されますが、モラルはラテン語、エシックスはギリシア語で意味の違いはほぼありません。(余談ですが、モラルとモラール(士気)は別単語です)道徳と倫理もほぼ置換可能な言葉ということなので、これらは似た概念と考えてよいでしょう。

倫理とは何か

さて、倫理とは何でしょうか
深いテーマですが、誤解を恐れずに簡単にいうと、倫理とは、善を追求することです。この過程には、善い行いをすることと、悪い行いを避けることが含まれます。

悪い行いとは法や規範に則らないことだと言えます。つまり、やったら罰せられることです。ただ、世の中には、グレーなことが多々あります。罰せられることはなく、法的にも認められていることであったとしても、倫理にもとると判断されることは、善行を行っているとは言えないでしょう。

こうした際に、拠り所となるのが倫理観です。倫理観は、その人が属するコミュニティによって異なることがあります。その組織における善を知るには、会社の「価値観(バリュー)」を知るとよいでしょう。

私たちは、物事の判断軸として「価値合理性」を持っています。例えば、「儲かるから」といった経済合理的な判断だけではなく、心の中で善と感じる判断を是とする判断軸が価値合理性です。

善かどうかを客観的に判定する3つの手法

こうした善を客観的にみるために、3つの手法があります。

  • 自分の振る舞いが新聞記事やニュースになった時に善と感じるか
  • 自分の振る舞いが前例となったとして心に恥じるところはないか
  • 自分と同じ振る舞いをしている人がいたとして、尊敬できるか

これらの点をチェックポイントとすると「あれ、自分のやっていることって、善い行いとはいえないかも?」と見えてくることがあります。とある研修で、「自分が部下に言っていることを上司にそのまま言えないなら、ポジションパワーを行使していることになる」という話をしました。これはまさに上記に類似するアプローチです。こうしたセルフチェックが働くようになることがエシックストレーニングの大きな効果であり、「ここまでならグレーでもやってよい、処罰されない」といったマインドから一歩飛躍するための起爆剤になるものです。

日本ポジティブ心理学協会主催「モチベーション心理学」

ポジティブ心理学(1)

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