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3月に考えて、実行に移したこととその結果

新型コロナウイルス(covid-19)が徐々に広まる中で、2月末ごろから当社としてできることはないかと、2度の調査と4つのリリースをしました。その時点では、集合研修がここまで完全に消えてしまうとは思っていなかったので、見当違いのものも多々ありましたが、その時点でできることはやりきれたかと思います。

2度の調査について

2度の調査については、多くの人材開発担当者様にご協力いただきました。

まず、2月末と3月末に新型コロナウイルスが新入社員研修に与える影響として、アンケートを実施しました。それぞれ2日間という極めて短期間でないと状況が変わってしまうという判断で、少しでも意思決定の参考にしていただくために、スピード対応を行いました。

調査結果については、以下のような結果になりました。

改めて4月の視点で見てみると、変化の目まぐるしさが感じられます。3月末の時点ですら、これまで通り実施するという回答も少なからずありました。

その結果については、

など、名だたるメディアに紹介いただき、情報が錯綜する中で、ある程度まとまった母集団のそのときを切り取った考えをご提供できたのではないかと思います。

当社が行った4つの打ち手

研修会社は、人材開発のみなさま同様に、2-3月は度重なる仕様変更でものすごい状況だったと聞いています。当社もそれに近い状況であったことは否めません。当社も数々の緊急対応を進めていましたが、できる限りのことをしようと、以下の4つの手をうち、少しでもお客様の研修の制約条件を外せるように尽力しました。その内容としては以下のようなものです。

まず、研修の道具の印象で、感染するという印象を持たれないために、減耗している買取で提供している物品の交換対応について改めて告知いたしました。
新型コロナウイルス対応(1)当社買取型ツールの衛生面-交換対応のご案内-

次に、その当時は、分散すれば開催できるというムードがあり、会場の問題を抱えている会社が見られましたので、当社のスペースの半分をレイアウト変更することで貸し出す取り組みを開始しました。
新型コロナウイルス対応(2)当社会議室の無償開放

さらに、当社のツールをご契約いただいても、使う場がなくなったり、延期になることも想定されたので、レンタルのツールの利用期間の無償延長と、分散実施の場合に限り、追加のライセンス料をいただかない(当社は、研修実施回数ごとの課金です)というリリースを行いました。結果的には、こちらのご利用が最も多いという結果になりました。現状、ほぼ全ての貸し出し企業で延期となっています。
新型コロナウイルス対応(3)新入社員向け都度レンタルの期間延長

最後に、買取型コンテンツの期間限定でのレンタル化です。こちらは、小集団で分けて利用する場合に気軽に導入できるようになるといったものだったのですが、小集団ですらかなり実施が難しいという情勢になったため、こちらはほとんどご利用がないという結果になりました。
新型コロナウイルス対応(4)買取型コンテンツの期間限定でのレンタル化

「集合できない」を見据えて

前述の打ち手は、考え抜いて実行に移したのですが、結果的に緊急事態宣言がでて、「集合できない」「出社させられない」という状態にまでなることは想定外でした。その結果、大半は無駄になってしまいました。

このようになってくると、もはや「集合」を前提としたやり方を維持することは困難です。なので、私たちとしては、「集合しないとするならばどうすればよいか」を考えなければなりません。これについては、3月から社内で数々の議論を重ねてきました。

その結果については、すぐにまたコラムに書きたいと思います。

【調査レポート】新型コロナウイルスの新入社員研修への影響に関するアンケート(2/27-28)

【直前調査レポート】新型コロナウイルスが4月新入社員研修に与える影響に関するアンケート(3/24-25)

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