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経営シミュレーションについて-短時間経営シミュレーションの開発背景(2)

パラダイスを経営シミュレーションとしてどう使うか

経営シミュレーションについて詳述したい。「経営」という言葉には、様々な定義・解釈があり、「経営」シミュレーションという言葉にも様々な定義・解釈があるだろう。そこには単純な「リスクを踏まえた定量的意思決定」もあれば、相手の出方を踏まえて考えるような「ゲーム理論的な意思決定」もあろう。

また、パラダイスは交渉を推奨するルールにしているため、「交渉ゲーム」ともいえるし、別な観点では、哲学的思考法・法律的思考法のゲームだとも言えるだろう。

幅が広いからこそ経営シミュレーションのファシリテーションは難しい。経営シミュレーションはその他のコンテンツと比べて、ファシリテーターの「経営」に関する引き出しの数に依存する部分が多い。当社は、コンテンツを提供し、それだけで6割の成果を担保すると発信している。これは裏を返せば、4割はファシリテーターの力量に依るということだ。

経営をどう見ているかというレンズの豊富さがファシリテーターの発言の説得力になる。私の場合は、小規模企業の経営を行っており、研修会社という特性から様々な分野を幅広く学んでおり、その経験からくる引き出しがある。なので、教えろと言われれば、講義を即興で行える(傲慢に見えるかもしれないが、ビジネスゲームの多くは「大枠の理解」に適すため専門家ではなくて良い)。しかし、全ての人事の方が同じ経験をしているはずもない。経営の直接的経験がある方は多くないだろうし、経営シミュレーションを実施すると顕在化する様々な分野の知識をインプットする時間も十分にはないだろう。また、研修で全てを講義するわけにもいかないので、提供する情報を取捨選択するのが普通だろう(逆に経営シミュレーションでは情報提供が多すぎると微妙な結果になることがある)。

経営シミュレーション開発では経営活動を純化する

経営シミュレーションは、経営活動から目的に応じて要素を捨象し、とある目的のために開発され「純化」されたものだ。経営活動には枝葉が極めて多い。現実並みに情報量を詰め込むとゲームのルールが多すぎてしまうし、現実そのものの経験と変わらなくなるので、本筋に関係ないものを削ぎに削いで骨組みにし、学習目標に応じて肉付けする。経営の骨組みとは、例えば、顧客に価値を提供するまでのビジネスプロセス(特にオペレーショナルプロセス)になる。ミスミの第二創業者の三枝匡氏の「創る・作る・売る 」や、「仕入れる・販売する・回収する」などだといえばわかりやすいだろうか。

パラダイスの構造は、研究開発や製造や調達などの機能を「投資」としてざっくりまとめ、世の中の経営シミュレーションでは最小単位であろう「投資」と「販売(=回収)」の2要素まで捨象している。

捨象がすぎると、経営に見えないことがあるが、パラダイスはまさに経営シミュレーションである。マーケットからカードを購入するのは、投資の暗喩である。パラダイスでは、投資は直接的なコインを生むこともあれば、サイコロの目で競うルールなので、サイコロの目を強くして競合に勝つことで、より大きなコインを獲得する。そして、コインを再投資してまたコインを獲得していく。

ただ、それだけの単純な活動なのだが、その中には様々なドラマがあり、各者各様のリッチな体験が生まれる。なので、参加者のみならず講師としてはいろいろと話したくなるし、逆に講師側が参加者から学ばせられることも多々あるのが経営シミュレーションである(経営者が日々感じることと近いのかもしれない)。

短時間経営シミュレーションの開発背景(1)

短時間経営シミュレーションの開発背景(3)

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