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メンタル不調の社員にゲームは効果があるのだろうか

メンタルヘルスチェックが義務化される方向で動いており、今年の秋から実施かもしれないという話を聞くことが増えました。

その流れで、当社の「モチベーションマジック」にメンタルヘルスチェックの後工程として使うことはできないかという問い合わせが来るようになっています。

メンタルが本当に良くないときは、病院や専門家の出番ですが、病院にかかるまでではないけれども少し不調だという方には、一定の効果があるのではないかと思っています。

私はメンタルの専門家ではありません。ただ、なんとなくわかることを書きます。

メンタルの問題は、外部からはコントロールできる部分にしかアプローチできません。生まれ持った気質などは外部から変えるのは難しいと思います。では、コントロールできる部分はどこかというと、2つあります。1つは、ストレッサーというストレス反応を引き起こしている要因。もう一つは、ストレッサーの受け止め方です。

1つ目については、ストレッサーが発生しないようにすることも考えられます。これはこれから起こる問題を予期して発生しないようにする問題解決でなんとかなります。ただ、その力の獲得には少し時間はかかりそうですね。

2つ目については、受け止め方を変えることです。同じストレッサーを深刻に受け止めたり、気楽に受け止めたりと、人の物事の捉え方は様々です。なので、物事の捉え方を変えることで、ストレッサーとストレス反応のつながりを弱くできるのではないかと思います。

この物事の捉え方を変える点で、当社のモチベーションマジックは一定の効果があるのです。

一部にモチベーションマジックに魔法の杖のような効果を期待する向きがありますが、魔法の杖はありません。医療行為でもなければ、その人が生まれ持った気質を変えるものでもなく、問題解決をするものでも、あらゆるストレスを軽減する万能薬でもありません。

たまにある、「メンタル不調者がターゲット」というのは、モチベーションマジックの扱う領域外です。用途を間違えなければ大概のものはうまくいきますが世の中の問題が深刻なのか、つい魔法の杖のように思われるのが、少し怖くもあります。

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