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実はモチベーションを扱っていないモチベーションマジック

モチベーションマジックの秘密を公開しようと思います。

実は、モチベーションマジックは、「モチベーション」とは関係ありません。

ですが、あえてモチベーションという名前を冠にしています。

モチベーションというのは、実は2つの要素で構成されています。外発的動機付けである「動因」と内発的動機付けである「誘因」です。簡単にいうと、誘因は「やりたい」という動機のことです。ただ、誘因があるからといって、行動するとは限りません。動因があってはじめて行動します。なので、モチベーションというのは、変えるのが困難なものです。

ところが、学問的定義を別にして、一般的に使われている文例を見ると、「気分が乗らない」など、意欲のことを指して「モチベーションが低い」としていることが多いのです。私も意欲の意味でモチベーションという言葉を使うことも多いです。同じく、企業で「モチベーションをあげたい」という時にも気分が良い状態を指して、モチベーションと言うことが多いです。そもそも、動機を上げることはできないのです。意欲の意味で使う場合だけ、「上げる」ことが可能になります。

言葉を正しく使うというのはとても大切ですが、お会いする方々の大半がモチベーションを意欲や気分と考えているのであれば、意欲や気分を変えるゲームとして「モチベーションマジック」とするのは自然なように思います。なので、モチベーションマジックは、モチベーションマジックという名前していますし、パッケージにも「凹んだ気持ちを切り替える」と書いてあるのです。

モチベーションマジックは、リフレ-ミングのゲームです。物事の捉え方(=認知)を変えることで、気持ちを前向きにします。イラショナル・ビリーフ(=不合理な思い込み)から脱却し、気持ちを回復します。この点で、当初別なネーミングも考えましたが、やはり最適なものは、モチベーションマジックでした。

なので、モチベーションマジックは動機という意味でのモチベーションには効果がありません。

「モチベーション」の意味を考える1つのきっかけになれば幸いです。

※意欲を「広義のモチベーション」とする場合は、タイトルはちょっと不適切かもしれません。

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