ずるずる仕事が遅れるのを防ぐワーク「クリパ」の発掘【温故知新PJT】 | カレイドソリューションズ

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ずるずる仕事が遅れるのを防ぐワーク「クリパ」の発掘【温故知新PJT】

プロジェクトマネジメントを学習する際に、必ず出てくる概念に「クリティカルパス」があります。常に短納期が求められる中で、このクリティカルパスが分からないと、ずるずると仕事が遅れることに繋がるため、どの業務がクリティカルパス上の業務なのかを把握しておくことは大切です。

クリティカルパスをご存じない方もいるかもしれないので、簡単に説明します。

クリティカルパスは、プロジェクトを進めるときに大切な考え方です。プロジェクトには、たくさんのタスクがあり、それを順序良く進めていきます。そのためには、計画が必要で、その計画には、いろんなタスクがあるので、全てのタスクを終わらせるのにどれくらい時間がかかるのかを考えます。

タスクの中には、大切なタスクがあります。プロジェクトを成功させるために一番大切なタスクのことを「クリティカル(Critical)」なタスクと呼びます。クリティカルなタスクは大変なタスクという意味ではなく、それが終わらないと次の仕事が始められないといったものです。

なので、クリティカルなタスクを終えたら、次のクリティカルなタスクが生まれ、それを次々につなぎ、プロジェクトはゴールに近づいていきます。なので、「パス(Path)」という経路や道を意味する言葉で形容されます。

だから、「クリティカルパス」は、プロジェクトで一番大切なタスクを終わらせるための道のこと。もし大切なタスクに遅れがでると、プロジェクト全体が遅れるので、クリティカルパスを予め把握した上で、計画を立てることが重要になります。

例えば、外注先に仕事を頼み、その仕事の結果を何かに取り込んでいくというような仕事があった場合に、まず外注先に仕事を頼み、外注先が仕上げてくれないと、後工程に進めません。なので、この考え方を知らないと、プロジェクトが終わらないということになります。

当社は、この「クリティカルパス」を簡単に学べるワークを作っています。名前がないと説明しにくいので、「クリパ(仮)」とでも呼びましょうか。「クリパ」は、夕方までに仕事を終わらせることを依頼され、サポートスタッフの支援のもとに、各種のTODOを終わらせていくというものです。

最も重要な活動の中には、可変時間作業と固定時間作業というものがあり、人を投入してみんなでやることでクリティカルパスを短縮できるのです。これをうまく行わないと、集荷の時間に間に合わなくなってしまうのです。

この概念は、システム業界で良く使う概念ですが、ホワイトカラーの仕事でも欠かせないものです。しかし、クリティカルパスという言葉で言語化されていないために、うまく回っていない現状があるように思います。私は、前職時代にタレントマネジメントシステムのプロジェクトマネジメントをしていた時期があるのですが、その際にこの概念の重要性に気づき、実務に適用することで時短を成し遂げてきました。このように実際に活用してみて良いと思えた手法もワークやゲームに落とし込まれています。

現実に、仕事がなかなか終わらないとか、動きが悪いなとか感じることは日常的にあると思うのですが、こうしたワークで訓練するというのもありなんです。このワークは、プロジェクトマネジメント的な内容にはもちろんのこと、段取り(当社では、プライオリティセッティングタスクマネジメントに分けています。)の研修にも活用可能です。

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