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【セミナーレポート】研修のオンライン化をひも解いて分かったこと

先日、「研修のオンライン化をひも解く」というオンラインセミナーをやりました。

オンライン化という言葉は各所で使われるビッグワードになっていますが、ビッグワードは整理しておくと議論しやすくなります。

まず、あまり聞き慣れない言葉ですが、今回のセミナーは友人の岩田さんから「レトロニム」という言葉を伺ったことをきっかけに考えたものです。

レトロニムとは、新しい概念が生まれることで差別化のために生まれた語彙のことです。例えば、寿司に対して回転寿司が生まれたときに、従来の寿司を表す言葉として「回らない寿司」が生まれました。これがレトロニムです。

まず、オンラインとオフラインという一対の言葉には意味として「接続状態」しかありません。ネット回線でつながっているかどうかです。しかし、この定義だけでは、複雑化した現在の研修は表現しにくくなってきました。先日、遠方の研修生は集まるが、講師は遠隔で移動せずに講師をするというバリエーションを伺いました。これは果たしてオンライン研修なのでしょうか。オフライン研修なのでしょうか。言葉を紐解いて整理しておけば、そうした未来の研修の形にもある程度対応できるのではないかと思います。

オンラインとオフライン以外によく使われる言葉として「リアル」があります。リアルと遂になる概念は「バーチャル」です。バーチャルのことを「ネット上の」の意味合いで使うこともありますが、本来的には仮想的・擬似的、つまり実際には存在しないものを指すように思います。研修の講師には実体があり、CGなどが講義をするわけではありません。なので、講師が画面で話をする研修を「バーチャル」と呼ぶのには違和感があります。バーチャルと呼べるのは、e-learningなどでキャラクターが話しているものになるでしょう。そうしたものを反対概念として想定する場合に、「リアル」という言葉を用いるのが正しいように思います。リアルとは、現実のことで、実体が存在するという意味だからです。物理的に存在するかという含意があると言えるでしょう。

次に、「リアルタイム」もよく使われます。リアルとリアルタイムは混同されがちで、リアルタイムの短縮形としてリアルを用いている人もいますが、リアルタイムは時間に関する言葉です。現実と同じ時間に行われているという意味になります。この反対語は文脈によって色々とあるのですが、私がしっくりくるのは「タイムシフト」です。タイムシフトは、言葉の通り、時間をシフトさせて閲覧ができるということです。「リアタイ」「タイシフ」という一対の言葉は、テレビの録画に関して使われる言葉です。この時間軸のずれは興味深く、「生」と「録画」の違いではありません。ウェビナーの文脈では、タイムシフトと「オンデマンド」は少し意味が違っています。タイムシフトは時間をシフトさせているだけなので、見たいときにみることができるわけではありません。オンデマンドは、見たいときに「需要に合わせて」見ることができ、結果的に時間をずらせるものです。

では、リモート研修はどうでしょうか。リモートとは、地理的に離れているという意味です。この言葉に対応するレトロニムは思いつきませんでしたので、私は「ローカル研修」と名付けました。

これまで行われてきた研修は、リアルタイムでローカルでオフラインのライブ研修なんですよね。

これらすべてを「接続状態」を指すオンライン研修・オフライン研修(これもレトロニムですね)でわけてしまうと、
・講師の動画を研修会場で見せるのってオンライン・オフライン?
・初回だけリアルで実施して二回目移行は録画を用いる場合はオンライン・オフライン?
・一部の参加者だけリモート参加する場合はオンライン・オフライン?
となってしまいます。こういった複合化する研修に対して、オンライン・オフライン以外のラベルをもっておけば、イレギュラーな場面に出会っても適切なラベル付与できるのではないかと感じました。

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