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事前課題の「動画」がなぜ見られないか-ウェビナーをやって分かったこと-

いつでもできるものには今やる必要がない?

昨今、オンラインが話題です。オンラインになったことで「動画制作」などに一気に動いているという会社もあるでしょう。動画には「いつでも見られる」という極めて重要な特徴があります。一方で、いつでも見られるものに対して「今」という貴重な時間を使う動機づけは働きません。

私もオンラインでの学習を高速でキャッチアップするために、4月から各種オンラインコースをたくさん購入しました。しかし、全く見る気にならない(笑)興味があるものを買ったにも関わらずです。同じように、一度積ん読してしまうと読む気になりません。このように書くと、高橋は新型コロナで疲れ気味なのではないかといわれそうですが、そうではありません。

結局、「買った」ということはいつでも見られるため、納期もなく緊急度があがらないということなんです。いつでも無制限に見られる動画配信サービスは、忙しい状況下ではお金を払い続けるだけでほとんど見ません。結局、ビデオが発売される前の、毎週決まった時間に放送されるテレビを楽しみにしていたころが最もテレビの優先度が高い時期でした。

私たちも色々と実験をしながらウェビナー運営をしてきましたが、わかったこととして、初回放映は参加者が多いが、録画放送は時間が決まっていても参加者が激減する。そして、これはこれからの実験になりますが、オンデマンドでいつでも見られるものについては、ほとんど見られることはないでしょう。これは、過去に「ずっとも」ユーザー向けに動画コンテンツを提供したアクセスログからも概ねわかります。おそらく「削除します」もしくは「有料化します」という告知をしないと閲覧数は増えない。もしかしたら買ってもらえるかもしれないけれども、見てもらえるかはわからないと感じました。

これについては、「受け放題」のe-learningサービスなどの閲覧数が伸びないという問題と同じような根っこの問題だと思います。結局、いつでもできるとなった瞬間に人は動く動機を失うんですね。

オンライン研修の動画も工夫しないと作り損になる

以前、「事前課題をやればやるほど知識レベルの差が開く」というコラムを書きました。

ここでは、興味・関心のある人だけが勉強するので、差が開くという話を書いていますが、これと同じく、研修の事前課題として講義部分を動画化しても、見てもらえるようには思いません。興味・関心のある人だけが見てくれます。そして、重要なことは、講義動画は事前課題ではなく本編の切り出しだということです。これが見てもらえないということは、事前課題はやってこなかったけど、研修本編で解説してもらえるという補助がないということです。なので、課題として動画を作っている会社は入念に閲覧してもらうための動機づけをする必要があります。

オンライン研修の動画を閲覧してもらう3つの工夫

閲覧してもらう上での工夫を3つ紹介します。

まず、最も重要なのは閲覧できる期間を極めて狭く指定することです。緊急度を上げる最上の手段はこれです。

次に、配信チャネルを複数にすることです。現代ではスマホで閲覧するm-learningが多いので、パソコンでしか見られないというのは避けた方が良さそうです。

最後に、動画を最長10分程度で分割することです。動画が長いと中断されたときに戻ることが困難になるためです。

こうした工夫も動画にすることと合わせて行うことで教育効果があがります。動画を作って配信することと、動画が閲覧されることをきちんと切り分けて、見てもらえる、つまり教育が届くことを考えなければなりません。「仕事だから見るだろう」は通用しなくなっているのです。

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