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ウェビナーとミーティングはどう違うか(前)

オンラインの研修の話を書いていたところ、ウェビナーとミーティング(ウェブ会議型の研修提供)がどのように違うかなど、概念整理が数多く必要だということがわかってきました。個人的に学び直しという意味で貴重な体験でしたので、概念を理解していったプロセスを体験記の形で書きたいと思います。使用ツールはzoomです。zoom体験記だと思って読んでください。もしかしたらこれからzoomで研修をはじめるという人には参考になるかもしれません。

会議ではオンラインツールを日常的に使っていたのですが、オンライン研修としてオンラインツールを使ったのは、今年が初めてでした。一昨年には、「スマホを使って何かをしてみよう会」という企画でラーニングツールを実験し、その後当社でも使うことになりましたが、こうしたものとは全く性質が異なりました。

採用担当の方から数年前から「ウェビナー」という言葉を聞くようになりましたが、「ウェブセミナーの略ね」というくらいの理解で、それがどのようなものかはほとんど理解しておらず、たまたま閲覧したウェブセミナー(?)も「放送大学と何が違うの」と思った記憶があります。

そんな自分であるにも関わらず、オンラインで研修をすることになって、「オンライン(ウェブ)で研修(セミナー)ならウェビナーをすることになるのか。最近は、ブレイクアウトルームというのもあって進化してるんだな」というくらいの認識でした。

そこから、ひたすらに概念のアップデートをすることになりました。

ミーティングとウェビナーは全く別もの。ワークなら「ミーティング」がベター

まず、当初の自分の認識としては、ミーティングの上位機能がウェビナーでした。これが全くの誤解でした。ミーティングとウェビナーは全く別もの。なので、オンラインで研修をするからウェビナーの契約が必要かといわれると、必須ではないという話になります。

当初は、ウェビナーでは、参加者の顔が見えて、参加者も他の参加者の顔が見えて、随時小集団活動ができるものだと思っていました。ところが、ウェビナーでは、参加者の顔は基本的にオフ。寝ていてもわかりません。ブレイクアウトルームを使ったセッションもできない。参加者に他の参加者の顔が見えることはないということがわかりました。参加者の情報は見えるので、「パネリスト」として取り上げて、1:nだったものを2:nといった形にすることはできるのですが、基本的にはプレゼンター+聴衆となっています。

私は、プレゼンター+聴衆という形式のものを研修とは思っていない(私は体験型の研修ばかりしていることによるものです)ので、ウェビナーの内容を知ったら、ミーティングよりも機能が少ないように見えました。

ウェビナーの良いところ

やりたいことがほとんどできないと思い、逆に「ではなぜそれがオプションサービスなんだ?」と調べ始めました。

ウェビナーについてでわかったことは、3点あります。

ウェビナーの受付システムはとても便利

まずは、受付システムがあることです。自動受付、リマインド、終わったあとのフォローメールなどを全て自動化してくれます。(これはウェビナーの機能なのか受付機能なのかはわかりませんが・・・)確かに、「公開セミナー」のような不特定多数に実施する場合は、これは非常に省力化できる機能です。ただ、当社はこれまで公開セミナーをやっていなかったので、その時点では不要な機能でした。

ただし、プレゼンター+聴衆の形式で十分ということであれば、ウェビナーは適していますので、多少設定の難しさはありながらも活用できそうでした。

配信が容易にできる

次に、これはあまりにも良さがわからないので、友人に教授頂いたことなのですが、「配信」ができるんですね。Youtube liveやfacebookやそのworkplaceなどで配信できて、これが良いのだそうです。Youtuberでヒカ○ンという方が有名というのも今年初めて知った私ですので、Youtube live? facebook workplace?とちんぷんかんぷんでした。

ただ、さすがにfacebookは使っています。タイムライン上でたまにストリーミング配信をしている人がいるのを見て、「何だこれ?」と思っていましたし、そもそもテレビも含めて動画を見ることが日常生活の中に組み込まれていないので、facebookのストリーミングも一度も見たことがありませんでした。ただ、この話を聞いて「なるほど、自分のやっているセミナーを様々なチャネルで配信できるんだ」と合点がいったんですね。

では、自分のやっている活動だとどう使えるのかと考えたときに思ったこととしては、「インハウスのセミナーでは難しいな」ということでした。企業が企業内に研修をする内容を動画サイトで配信することはありません。ただ、ご利用されている会社がどのくらいあるのかはわかりませんが、社内SNSなどを整備している会社さんは、指定のサイトに投稿できるのかもしれません。

現状の自社のビジネスモデルですと、少し難しそうですが、逆にそういったビジネスがあるということも知ることができました。

回線の問題が少なそう

最後に、ウェビナーは全員の顔を移すことがない分、もしかしたら多少回線が細くてもうまく運営できるのかもしれないと思いました。

結論としては、社内研修における体験型研修の代替品として利用する限りは、ウェビナーは使わなくてもよいということです。

少し長くなりますので、前編はここまでとし、次回はミーティングの良いところについて書きたいと思います。

ウェビナーとミーティングはどう違うか(後)

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