参加者7名の恐怖 | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

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参加者7名の恐怖

今年初めてのコラムになります。年末年始に昨年を振り返り、思うことがあり、年賀等を止めました。お世話になった方々には不義理をしてしまい、申し訳ありません。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、年始一つ目のコラムは、振り返りと抱負を書くのが通例ですが、今年は上記の事情により、一旦保留とさせていただき、通常の形式で書きます。

社外に研修を外注する場合、採算の考え方は各社異なるものの、参加者が一定数以上の場合に行われることが多く、特に昨今は中堅企業を中心に、採用人数の減少に伴い、内製化が増えています。

当社は研修内製化支援をしているため、少人数で内製化できる点を評価いただき、ご発注をいただけることがありますが、「怖い」と思うのが参加者7名です。

当社のゲームに限らず、多くの研修用ゲーム(特にテーブル内で完結するもの)はテーブルあたり4~6名を想定して開発されています。当社のゲームも4~6名で作られています。(モチベーションマジックのようなコミュニケーション系は3名でもできます。)

4~6名のキットだと、7名だけは3名+4名もしくは7名になるため、実施ができなくなってしまいます。「7名用か3名用を作れば解決!」といわれそうですが、これが難しいのです。

まずは、相互作用についてです。2名の場合、間をつなぐ線は2本です。3名の場合は、3本です。4名の場合は、6本になります。公式は、「人数×(人数-1)÷2」です。このように、4名からは相互作用が増え、面白さと学びが増してきます。

次に、ゲーム型の教材には、勝ち負けがありますので、「キングメーカー問題」が発生し、異なる方向に誘導されてしまいます。キングメーカー問題というのは、3名中1名が残り2名のどちら側につくかによって勝敗が決してしまう問題です。

弊社は学びを最大限得られるサービスを提供したいので、今後も3名対応をする予定はありませんが、研修の現場では「7名」という単語を聞くことがあり、その度に心臓がどきっとします。

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