アルティメットチョイスの秘密その1 仕組み編 | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

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アルティメットチョイスの秘密その1 仕組み編

昨日、新作のリリースを行ったのですが、早速ITmediaの「誠 Biz.ID」さんが早速記事を書いて下さいました!
内定者に社会人気分を――カレイドソリューションズとマイコミが内製できる研修プログラム

塙様ありがとうございます!

今月、新作をいくつか世に出します。

今回は、今月発表する2作品の共通の仕組みについて簡単に書きます。

共通点は、大きく3点あります。

長いのでまず目次を・・・

[1]協力ゲーム
[2]アメーバ型チーム
[3]コンセンサス

[1]協力ゲーム

「協力ゲーム」といわれるゲームの類型を取り入れています。

協力ゲームは、一般的にチーム間、個人間競争になりがちなゲームではなく、クラス全体で共通の目的を実現するというもの。

この仕組みは、先例があるものなのですが、研修ではあまり取り入れられているものをみたことがありませんでした。

更に、個人にも優劣を付ける仕組みを同時にいれています。

お客様いわく、「リーグ優勝して、同時にMVPをとることを目指すゲーム」です。

野球はチーム戦なので、個人がエゴ丸だしでプレイしたらリーグ優勝はおぼつかないのです。チームが優勝した後は、チームの中で優劣がつけられ、場合によっては業績不振で翌期にスタメン入りできないかもしれません。

これって会社でもよくあることで、会社のことを考えつつも、私利とのバランスをとることが重要になるのです。この感覚って、実は学生はあまりもっていなかったりします。

[2]アメーバ型チーム

参加者は、意志決定の時に移動したいと思ったら、机を移動できる仕組みになっています。

移動して次は違うメンバーでチームが形成されるわけです。(ワールドカフェ的なイメージです。)

この仕組みはつまり、毎回違う人数、違う性格・行動特性を持つメンバーをなんらかの形でまとめなければならないということです。

例えば、ぐいぐい引っ張っていく主導特性のひとが複数いた場合と、一人だった場合のチーム内の主導権争いは見物です。また、ぐいぐい引っ張っていくタイプとあまり主張しないタイプの人が一緒になった場合に、納得感のある意思決定がなされるかというところも面白いところです。

講師が見ていて、にやりとしてしまうこのような仕掛けが沢山入っています。

人間行動はある程度周囲の環境によって規定されます。このため、環境が変われば振る舞いも変える必要があるということは大きな気づきになります。

[3]コンセンサス

短時間の打ち合わせで合意を形成しなければならないのですが、実は利己的に行動したくなる「諸事情」を盛り込んでいます。

ゲームでは、カードを使って、「いっせーの!」の合図でカードをオープンにする(ライフカードの「どうすんの、どうすんの、俺」的なイメージです。)のですが、きちんとなにを出すかがメンバー間で握れていないと、全員の合意や人数が必要な課題解決を行うことができなくなります。

ただでさえ難しいコンセンサスを短い時間でとるのですから、かなり熱い議論を交わさなければなりません。

以上、3つの共通点について書いてみました。

これだけでも興味を持って頂いた方もいると思いますが、あくまでも、この3点は仕組みです。各作品に「個性」とも言える「学びの要素」を入れ込んでおり、その部分こそが、ゲームのタイトルにつながってきます。

次回は、「なぜ、究極の選択なのか」という点について少しふれたいと思います。

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