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ポジティブ心理学(2)幸福優位性

前回、ポジティブ心理学は、従来の心理学と異なると書きましたが、従来と違うということは、想定しているパラダイムも随分異なってきます。

私が最も影響を受けたと感じるのは、”ショーン・エーカー”のいう「幸福優位性」です。

これまでは、しっかり働いて、収入を得て、地位が高まり、成功すると幸せになると考えられていましたし、今もそう考えている人は多いと思います。これは、「もし○○したら」という条件節で語られる「条件付き幸福」と言われます。

しかし、ポジティブ心理学では、逆に考えます。幸福だから、その結果として創造性が高まったり、生産性が高まったりして、その結果が収入や地位や成功につながっていくと言います。これは、その他の要素よりも幸福が優越しているため、「幸福優位性」と呼ばれます。

つまり、幸福度が高い人ほど良い結果を生むことが「実証されている」のです。(ここ、重要です。自己啓発ではなくて学問なのです。こんなことを書いていると、高橋は何かにはまったといわれてしまいそうですので念のため。)

余談ですが、これは、私にとって少しショックでした。私は、零細企業という比較的家族的経営に陥りがちな場である意味中小の親父として働いていますので、「親」として、困っている人を助けたいという気持ちから採用をしたり、仕事を発注したりする傾向がありました。結局、その大半はうまくいかないなぁと感じていました。

この幸福優位の考え方からすると、これは非常に当たり前で、「仕事がない」という不幸な状態で働き始めても良い結果にはつながりにくいのです。

ここで私の考え方がぐるんと転回しました。今後の採用は「幸せそうな人を”口説いて”採ろう。」「仕事がなさそうな外注先には頼まず、忙しくて困っているような外注先を探して(=営業をしてこないようなところ)頼もう」と考えが変わりました。

では、どうやったら幸福になれるのかというのが知りたくなりますよね。これも、実は驚かされる事実がいくつかありました。これは、次回書きます。遅筆な私ですが、書き溜めてありますので、すぐに更新します。

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