研修用ゲームと遊戯用ゲームの違い(3) | ビジネスゲーム研修で人材育成を内製化 | カレイドソリューションズ

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研修用ゲームと遊戯用ゲームの違い(3)

研修用ゲームと遊戯用ゲームの違い(1)で目的の違いについて触れました。

実は、目的が違うために、ゲーム部分ではないところに影響がでることがあります。

「魔法円(マジックサークル)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。書籍「ルールズオブプレイ」に登場する言葉です。

ゲーム中は、ルールに従って安全に楽しめる状態が作り出されます。乱暴にいえば、この空間が魔法円です。遊戯用のゲームは、できるだけ長くその魔法円中にプレイヤーを留めおくために技術を駆使します。

研修用ゲームの場合は、事情が違います。ゲーム研修といっても、一日中ゲームをするわけではなく、せいぜい数時間です。前後には講義があったり、ワークシートを記入する時間もあります。

このため、魔法円に呼び込みながらも、一定の時間がやってきたら、魔法円から強制退場して、学習の世界に入ってもらう必要があります。

遊戯用ゲームでこんなことをしたら、「興ざめ」です。しかし、研修用ゲームでは、あえて興ざめとなることをして、「実利性」のあるビジネスの世界に帰還を促します。

研修用ゲームと遊戯用ゲームの違い(1)で記載したような、「ネタバレするようなイベント」は、この魔法円から「ああ、そういえば今日は研修できてたんだった」と思い出させるために時に重要な役割を果たすことがあり、面白さを感じることがあります。

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