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見たことがないものは分からない

初のコラムらしいコラムを書いてみます。

経営コンサルタントの大前研一さんと元スクウェア・エニックス社長の宮本雅史さんの共著「感動経営学―ヴィーナスフォート誕生秘話」を読みました。

ヴィーナスフォートは『女性のためのテーマパーク』を謳ったお台場のショッピングモールです。ヴィーナスフォートは徹底的に女性にターゲットを絞っているので、

  • 『メガトイレ』-バーゲン時でもほとんどまたずに入れる
  • 『1坪ショップ』-女性の独立を支援するミニ店舗
  • 『ストリートカフェ』-道交法で日本では不可能なストリートカフェを館内に実現
  • 『アテンダントクルー』-「何もしないが何かをする」人たち
  • クロークサービス・ラウンジ・宅配便・・・

などの徹底的に女性満足を追求したサービスを提供しているようです。

その中に1つ面白い話があったので紹介したいと思います。

日光東照宮の象の絵

なぜなら『ヴィーナスフォート』は前例のない試みなので、根拠を証明したところで100%その通りになることは絶対にないからだ。
これは日光東照宮の象の絵のようなものだ。
あの絵はおそらく、象をみたことがない人が、象を見たことのある人に特徴を聞いて描いたのだろう。鼻と牙が中途半端に伸びたイノシシかアリクイのようで、とても象には見えない奇妙な姿になっている。
見たことのないものは、いくら他人に詳しく説明されても正確に理解することができないということを如実に示している。

実際に、非常に目に見えにくいサービスを提供しているカレイドソリューションズ株式会社にとっては身につまされる話です。形のないものほど、少しでも購買後の満足を損なわないように、細心の注意を払う必要があると感じます。

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