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アサーションについて改めて書いてみる

みなさんは「アサーション」ってご存知でしょうか。
アサーションはこのところ研修テーマとしてよく聞くようになりました。当社もイエナイヨというアサーション研修を提供しているのですが、
アサーションという概念そのものについてコラムでは全く説明していなかったので、簡単に説明しようと思います。
私のブログのスタンスは、自分の考えたことを書くことです。知識系のことをブログに書くのは、SEO的には良いのでしょうけれども、恥ずかしい行為だと思っていて好きではないのですが、背景情報がほしいお客様もいらっしゃるようなのでまとめて書くことにします。

アサーションの定義

定義は様々です。代表的なものを2つ挙げてみます。
1.自分と相手の権利を尊重しつつ、自分の考えていること、感じていることを相手に素直に効果的に表現すること。
(アルベルティ・エモンズ 1994)
2.自分の権利を擁護し、思考、感情、信念を直接的に、正直に、そして他者の権利を尊重するような適切な方法で表現すること
(ランゲ・ヤクボウスキー 1976)
うん、難しいですね。
私は専門家ではないので、非常に乱暴に申し上げると、自分と相手の間にwin-winの関係を作るコミュニケーションだと思っています。

アサーションの要件

「アサーション」の要件は、以下の4つだといわれています。
1.自分の思考、感情、信念の素直な表出
2.感情に流されない冷静な自己表現
3.他者や状況への配慮に基づいた柔軟な対応
4.自分の行動に対する主体的な決定
(渡部2006を相川改変2009)
こうしたアサーションですが、冒頭に申しあげたとおりかなり企業研修で取り上げられる例が増えています。

アサーションへのニーズ

以下のようなニーズが多いと感じています。
結局コミュニケーションが円滑でないということにつきるのですが、
■一般社員の場合。。。
・自己表現が苦手で抱え込む
・配慮に欠ける発言をし、阻害される
■管理職
・配慮に欠け、パワハラ気味な発言をする
・ハラスメントを恐れ、放任する
などが多く聞かれるご意見でしょうか。
これらのいずれに関してもいえるのは、「日常業務ではフィードバックを得にくい」点かと思います。このため、フィードバックを得る場に強いニーズがあるのですが、それを研修内で提供するのがなかなか難しい。

アサーション研修の問題点

ここで、少し私が思っているアサーション研修の問題点を書きましょう。
1)「正しいアサーション」の定義が難しい
 ・海外と日本のアサーションは成立背景が異なる
 ・日本のアサーションも派閥がある
  ○○法など多数あり
 ・内資・外資で意味合いが違うことも
2)レクチャーでは頭に入りにくい
 ・抽象的な教訓話になりがち
 ・臨床心理系などは体系的で深いが難しい
 ・学習ニーズは実利的なもの
3)反復部分がおろそかにされがち
 ・演習の回数が少なく定着に至らない
 ・かといって、回数を増やしても苦痛なだけ
こうした問題があって、導入できていない会社もあるようです。

アサーション研修の流れ

私はアサーション研修を組み立てるなら以下の流れが基本かなと思っています。
■考え方の大切さを知る
■思考の習慣を断ち切る努力をする(アサーティブでいられない思考の傾向)
■スキルを学び、練習し、実践する
■個人的なルールを作り、それを守る
(依頼と説得の心理学 今井芳昭を参考に高橋要約)
順に見ていきましょう。
■考え方の大切さを知る
■思考の習慣を断ち切る努力をする(アサーティブでいられない思考の傾向)
上記の2つは講義で何とかなる部分です。なので、多くのアサーション研修ではここは充実しています。
■スキルを学び、練習し、実践する
ここが肝かなと思うのですが、多くのアサーション研修ではここが充実していません。このため、反復訓練に対する強いニーズがあると思っています。
■個人的なルールを作り、それを守る
個人的なルールを作るためには、反復訓練が欠かせないのですが、それが不足していれば、自分の課題が分からず、ワークシートの配布と記入では個人的なルール作成ができる水準に至らないんですね。

アサーション研修に対する当社のアプローチ

こうした問題点に対応すべく、当社が開発したのがイエナイヨなわけです。
特徴は以下のようなものでしょうか。うまいことゲーミフィケーションを使い、楽しく繰り返すことができ、どんなアサーション研修とも連結可能で内製しやすいものになっています。
1)定着が難しいアサーションをゲーム化
 ・ルールがあるので”いえない”人でも発言しやすい
 ・配慮に欠ける発言には即時フィードバックがなされる
 ・徐々に難易度が高まり飽きさせず、楽しい
 ・楽しさ・難易度の異なる2つのルールがある
2)細部に触れず、反復訓練と振り返りに特化
 ・定義などの細部に触れずに、『場』だけを提供する
 ・豊富な体験ができ、そこから豊富な気づきを得る
こんな風に考えて作っています。ご参考になれば幸いです。

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