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割れ窓理論を考えていたら・・・

秋になって、「ファクトリー」「フレキシビリティ」のプレゼンやデモをすることが増えてきました。他社事例と自社の成功には関連は薄いとはいえ、やはり実施事例の豊富なコンテンツは強いですね。

ファクトリーについて、少し新しい発見があったので、書いてみます。

スティーブン・レヴィットの「ヤバい経済学」 やマルコム・グラッドウェルの「急に売れ始めるにはワケがある」 など、ベストセラーにも書かれているので、詳しい方も多いと思うのですが、割れ窓理論というのがあります。最近システムシンキングをコンテンツに入れ込みたくて、関連の本を読みあさっているのですが、「割れ窓理論」をシステムシンキングで解説している「なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか」 という本がありました。読んでいたら、「あ、これはファクトリーだな」と読みいってしまいました。

wikipediaによると割れ窓理論は以下のようなものです。

割れ窓理論(われまどりろん、英:Broken Windows Theory)は、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする環境犯罪学上の理論。アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した。「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方からこの名がある。

割れ窓理論は以下のように主張する。

治安が悪化するまでには次のような経過をたどる。

建物の窓が壊れているのを放置すると、それが「誰も当該地域に対し関心を払っていない」というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作り出す。

ゴミのポイ捨てなどの軽犯罪が起きるようになる。

住民のモラルが低下して、地域の振興、安全確保に協力しなくなる。それがさらに環境を悪化させる。

凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。

したがって、治安を回復させるには、

一見無害であったり、軽微な秩序違反行為でも取り締まる(ごみはきちんと分類して捨てるなど)。

警察職員による徒歩パトロールや交通違反の取り締まりを強化する。

地域社会は警察職員に協力し、秩序の維持に努力する。

などを行えばよい。

 
と、まあこんな理論なのですが、ファクトリーに入っている「リコール」に至る仕組みもまさにこれなんだなと感じました。

ファクトリーというゲームの開始時点では、参加者は品質重視の行動を取ります。しかし、利益は売上から費用を引いた差であり、売上をあげることは中々容易ではなく、利益がでにくいことがわかると、費用削減(=品質を下げる)に徐々に走りはじめます。この状態と窓が割れている状態はすごく似ています。

ファクトリーでは運悪く品質が悪いオレンジを買ってしまった場合、品質を改良できるという救済措置が入っています。はじめはこの措置を使用するチームがほとんどですが、この救済措置には費用がかかります。徐々にこの救済措置が使用されなくなり、市場に粗悪品をリリースする(=凶悪犯罪)になっていきます。

この行動が、自チームの中だけでなく、競合のチーム(=市民)の状況(=モラルの低下)を見て、どんどんエスカレートしていくのです。最近、人間行動についての興味がどんどん高まっていますが、今更ながら昔開発したコンテンツの良さをあらためて感じ、改めてシステムシンキングのループ図を書いてみたくなってしまいました。

逆にこのような行動にストップを書けるためには、初めに窓が割れた時に、警察である講師が一言いってあげるとよいです。現実の職場では、上司がちょっとしたモラル違反が起こった時に看過せずに一言かけてあげるとスパイラルは回り始めないんでしょうね。

深いです。。。

※ファクトリーは現在販売を終了しました。

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