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集計と分析の違い、分かりますか

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もう数年前の事になってしまうのですが、前職の上司から、「集計」と「分析」は異なるということを教えて頂きました。

今までその言葉の意味を全く考えていなかったことに驚いたことがあります。

「集計」とは、「知識」の最小単位である、「データ」を集めたものに過ぎません。

少し難しい話ですが、「知識」とは、

  • 宣言的知識
  • 手続的知識

に大きく2つに分けられます。

その内、宣言的知識は、

  • データ
  • 情報
  • 知識

の3つにわけられます。

といっても唐突ですね。

「データ」というのは、実は意味を持ちません。

「A君は身長190センチである」というのはデータです。事実には間違いありませんが、「だからどうしたの?」というものですね。

上述した「集計」とは、データを集めたものに過ぎません。

集計の切り口に意味があることもありますが、そのデータを集めた背景・コンテクストが伝わっていないと、相手にとってはそれは単なるデータで過ぎず情報ではないのです。

次に、「情報」です。

「A君は、身長190センチで当社で一番の長身である」となれば、その情報は事実であると同時に、意味をもちます。

よく「情報提供」という言葉が使われますが、私は、集計表をもってこられても、情報提供を受けた気分になりません。なぜなら、それは意味を持たないため、集計・データに過ぎず、情報とは認められないからです。

「○○のようになっているので、これこれこういうことを示しています。」

と集計したものに付け加えて話して貰えると情報提供して貰った気分になります。

そして、「知識」というものは何でしょうか。

この「知識」には、、「事実」を踏まえ、「判断」が入り、何かの目的を達成するために重要な情報になっていることが求められます。

例えば、

「A君は社内で身長が一番高いので、社内バレー部に参加すると活躍するのではないか」というのが分析であり、知識です。

事実を踏まえて、判断がなされているので、一歩踏み込んだ印象ですね。(背が高いというのとバレーで活躍できるのに相関があるのかは詳しくないので分かりませんが。。。)

私の前職の上司が言っていた「分析」というのはこのことです。

「集計」された事実に基づいて、論理的な思考を最大限に活用しながら、「情報」を加工し、時には帰納的に、時には演繹的に仮説を構築して相手に問う。

これが「分析」なのです。

「分析」された「知識」を提供することが、「情報提供」なのかなと思います。

どこにでもある情報なんて誰も求めていないですからね。

「分析」とかかれた集計表を見るにつけ、

「う~ん、結局この集計からいえることはなんなのかなぁ」

と考える場面が増えています。

逆に、「分析」されているな、考えてくれているなという話をして貰える場合、すごく感謝し、継続的にお付き合いをしたいという気分になるのです。

分析した結果である「知識」を提供するためには、「他人の欲している知識」を確実に把握していなければいけません。なぜなら「意味があるか?」は相手に依存するからです。このため、「情報提供」を行うというのは、難易度が高いものです。

しかし、その高い難易度を超えて、顧客に価値ある情報提供ができれば、「知恵」のある取引先として認めてもらえるのかもしれません。

情報補完ツールの開発背景(前)

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