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「お疲れ様です」のススメ

仕事のあり方が変わってきています。

以前は、会社単位で仕事をすることがほとんどでしたが、最近は、会社という枠にとらわれず、大きな一つのプロジェクトを複数の会社で回すことが増えてきているようです。

以前、とあるプロジェクトで働いている際に、複数の他社の方々が口をそろえて「お疲れ様です。」で始まるメールをくれました。当時は、「なぜ、他社なのに『お世話になっております。』ではないのだろう?」と違和感を感じました。

当時の私は、社内には「お疲れ様です」を使い、社外には「お世話になっております」を使うということを盲目的に信じていたのですが、それが違和感の原因でした。

「ウチ」と「ソト」という考え方があります。(※日本文化や思想、言語などを学ぶとよく出てくる用語です。)

この点から考えると、「ウチ」には「お疲れ様です。」を、「ソト」には「お世話になっております。」を使うというのが自然なように思います。

仕事のルールが変わる前は、「ウチ」というのは、基本的には「社内」でした。このため、上記のようなルールが徐々に定着したのでしょう。しかし、仕事のルールが変わり、プロジェクト的な仕事が増えた昨今では、「ウチ」は必ずしも社内の人間だけを意味せず、「一緒に働く仲間」を指すようになってきたように感じます。この結果、「お疲れ様です」を社外のパートナーに対して使うケースが増えてきているのでしょう。※特にプロジェクト型の仕事をするファームなどに多く見られる傾向です。

このように時代の変化に頭を切り替えたことで、冒頭のようなメールには、すっかり慣れてしまい、むしろ心地よささえ感じるようになりました。なんというか、共に働いているという実感をメールから得られるのです。

以来、私は一緒に何かことにあたる相手には、「お疲れ様です。」のメールを送ることにしています。(何度「お疲れ様です」メールを送っても、「お世話になっております。」が返事の方には、残念なことですが、「お世話になっております。」に戻しています。)

余談ですが、前職の役員の方々などからは、今でもみな揃って「お疲れ様です。」というメールを頂きます。やはり、ファームご出身の方が多いだけあって、パラダイムも綺麗にシフトされているのだなと感心します。

話は変わりますが、類似の例として、クライアントを訪問する際に、受付の女性が「お世話になっております。」と社内に電話をかけるのを耳にするようになりました。

恐らく、派遣社員などで、所属している組織が違うためにこのような現象が起こっているのでしょう。以前は、「対外的な聞こえ方は美しくないけれども、組織が違うなら仕方ない。」と思っていましたが、最近考え方を変えたことで、これには違和感を感じるようになりました。

日本の文化の良さとして、一緒に働く相手を「ウチ」として捉え、「ウチ」への言葉を発することで、もし所属しているのは他社であったとしても、親近感を持たせることができます。このような観点からも、もし「一緒に働く相手」ではなかったとしても、「お疲れ様です」を日常的に使うことによって、関係を良好なものに保つことができるはずです。

ここまで読まれて気付かれた方もいると思いますが、つきつめて考えていくと、「では、すべて『ウチ』にすればうまくいくのではないか」という結論になります。

ビジネス慣習的には一般的ではないので、こちらからお客様に「お疲れ様です」のメールは送っておりませんが、例えお客様であっても、弊社をパートナーと考え、「お疲れ様です。」でメールをいただければ、「お疲れ様です。」でお返しします。そんなパラダイム変化の輪を広げていけたらよいなと最近考えています。

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